1. FutureNet製品活用ガイド
  2. FutureNet FA,XIOシリーズ
  3. FA-215, FA-210編

FutureNet

FA,XIOシリーズ

FA-215, FA-210編

1.TCPトランスペアレントモード

1.1 サーバ接続

LAN上のPCがクライアントとなってFA-210にTCP接続し、データを送信します。

TCP 接続が確立した後は、PC から送られたデータはそのまま透過でFA-210 を経由してRS-232 機器へ送られ、またRS-232 機器からFA-210 に送られたデータはそのまま透過でLAN 上のPC へ送られます。FA-210はTCP/IPとRS-232無手順通信のプロトコル変換を行うだけでデータの加工は行いません。

 

【 構成図 】

server

 

【 設定例 】

main ip 192.168.10.2

main mask 255.255.255.0

rsport 0 baudrate 9600

rsport 0 scpcport 55555

【 設定例解説 】

main ip 192.168.10.2

main mask 255.255.255.0

IPアドレスとマスクビットを設定します。

rsport 0 baudrate 9600

RS-232の通信速度を9600bpsに設定します。

パリティなし、８ビット、１ストップビット、RTS/CTSフロー制御は初期値なので設定不要です。

rsport 0 scpcport 55555

TCP接続の待ち受けTCPポート番号を55555に設定します。

rsport 0 rtsctrl powerup

RS-232のRTS信号を 電源投入時ON状態にし、以後フロー制御に従わせます。初期値ではTCP 接続中のみRTS信号をONします。