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FutureNet
NXR,VXRシリーズ
WANインタフェース編
8. モバイル設定(その他各種設定編)
8-1. ワイモバイル接続設定
ワイモバイルのモバイルデータ通信端末を利用してインターネットアクセスする設定例です。
【 構成図 】
【 設定データ 】
設定項目 | 設定内容 | ||
---|---|---|---|
LAN側インタフェース | ethernet0のIPアドレス | 192.168.10.1/24 | |
WAN側インタフェース | mobile0 | ppp0 | |
ppp0のIPアドレス | 動的IPアドレス | ||
IPマスカレード | 有効 | ||
SPIフィルタ | 有効 | ||
MSS自動調整 | オート | ||
PPP接続用ユーザID | em | ||
PPP接続用パスワード | em | ||
APN | emb.ne.jp | ||
CID | 1 | ||
PDPタイプ | IP | ||
発信用電話番号 | *99***1# | ||
ダイアルタイムアウト | 30秒 | ||
スタティックルート | 宛先IPアドレス | 0.0.0.0/0 | |
ゲートウェイ(インタフェース) | ppp0 | ||
モバイルエラーリカバリー | リセット | ||
LED | ext0 | mobile0の電波状態表示 | |
DNS | サービス | 有効 |
【 設定例 】
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxr120(config)#interface ethernet 0
nxr120(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
nxr120(config-if)#exit
nxr120(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxr120(config)#ppp account username em password em
nxr120(config)#interface ppp 0
nxr120(config-ppp)#ip address negotiated
nxr120(config-ppp)#ip masquerade
nxr120(config-ppp)#ip spi-filter
nxr120(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxr120(config-ppp)#ppp username em
nxr120(config-ppp)#mobile apn emb.ne.jp cid 1 pdp-type ip
nxr120(config-ppp)#dial-up string *99***1#
nxr120(config-ppp)#dial-up timeout 30
nxr120(config-ppp)#exit
nxr120(config)#mobile error-recovery-reset
nxr120(config)#mobile 0 ppp 0
nxr120(config)#system led ext 0 signal-level mobile 0
nxr120(config)#dns
nxr120(config-dns)#service enable
nxr120(config-dns)#exit
nxr120(config)#exit
nxr120#save config
【 設定例解説 】
1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxr120(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
ethernet0インタフェースのIPアドレスを設定します。
2. <スタティックルート設定>
デフォルトルートを設定します。
3. <PPPアカウント設定>
ppp0インタフェースで使用するPPP接続用ユーザID,パスワードを設定します。
(☞) ここで設定したアカウントはppp0インタフェースの設定で利用します。
4. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxr120(config-ppp)#ip address negotiated
ppp0インタフェースのIPアドレスが動的IPアドレスの場合は、negotiatedを設定します。
nxr120(config-ppp)#ip spi-filter
nxr120(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効に設定します。また、TCP MSSの調整機能をオートに設定します。
PPP接続用ユーザIDを設定します。
APN,CID,pdp-typeを設定します。
(☞) すでに利用予定のAPN情報がモバイルデータ通信端末に登録されている場合は、mobile apnコマンドを設定しなくてもdial-up stringコマンドで、利用予定のAPN情報に対応したCIDを指定することによりPPP接続することが可能です。
発信用の電話番号を設定します。
(☞) 電話番号の#の前の数字は、CIDを表しています。
ダイアルタイムアウトを設定します。
5. <モバイルエラーリカバリー設定>
モバイルデータ通信端末との通信に重大な問題が発生する可能性が高いと判断した場合、モバイルデータ通信端末のリセットを行うように設定します。
6. <モバイル割り当て設定>
mobile0と認識されているモバイルデータ通信端末とppp0インタフェースの関連づけを行います。
モバイルデータ通信端末をPPPインタフェースで使用する場合は、mobileコマンドによるPPPインタフェースへの関連付けが必要になります。
(☞) mobile0に割り当てられているモバイルデータ通信端末の情報は、show mobile 0コマンドで確認することができます。
7. <システムLED設定>
モバイルデータ通信端末の電波状態をAUX LED1,2の点灯/消灯で表示するように設定します。
8. <DNS設定>
nxr120(config-dns)#service enable
DNSサービスを有効にします。
【 端末の設定例 】
IPアドレス | 192.168.10.100 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.10.1 |
DNSサーバ |
目次
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