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FutureNet CS-SEIL/Turbo

ファームウェアVer1.90(2008/2/20)リリース

version 1.90-162
nickname : Fulton
適用 H/W :FutureNet CS-SEIL/Turbo

version 1.83-162 (Fillin6) からの変更点は以下の通りです

セキュリティに関する仕様変更・修正

  1. System
    • 偽造された IPv6 パケットに対する受信処理の脆弱性を修正しました
      - SEIL のインタフェースに付与した IPv6 アドレスを送信先とする、偽造された IPv6 パケットを SEIL が受信することにより、システムが再起動 する可能性がありました
    • 偽造された IPv4 パケットに対する受信処理の脆弱性を修正しました
      - SEIL のインタフェースに付与した IPv4 アドレスを送信先とする、偽造された IPv6 パケットを SEIL が受信することにより、システムが再起動 する可能性がありました
    • uRPF チェック設定処理の脆弱性を修正しました
      - Unicast Reverse Path Forwarding (uRPF) チェック機能の有効化またはモードの変更を行っても、一部の IPv4 パケットに対して変更後のフィルタリングが作用しないことがありました
  2. IPsec/IKE
    • Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトにより CVE-2007-1841と命名された IKE 実装の脆弱性が SEIL シリーズにも影響を及ぼすことが判明したため修正しました

      詳細は以下の URL で参照可能です
      - Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)
       CVE-2007-1841
       http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2007-1841
  3. SNMP
    • Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトにより CVE-2007-5846 と命名された Net-SNMP の GetBulk リクエスト処理に関する脆弱性が SEIL シリーズにも影響を及ぼすことが判明したため仕様変更しました
      - GetBulk リクエストにおいて処理可能な最大反復値 (max-repetitions) に制限が生じます

      詳細は以下の URL で参照可能です
      - Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)
       CVE-2007-5846
       http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2007-5846

機能追加・変更

  1. アプリケーションゲートウェイ
    • FTPモード、SMTPモード、及びPOP3モードを追加しました。
      - これまでは、HTTPモード及びSSLモードのみでした。
      - SMTPモードでは、メールの配送記録(差出人と宛先)やSMTP AUTH によるログイン情報をログに記録可能です。
      - SMTPモードでは、メール配送サーバ(MDA)向けのMXモードと、メール送信サーバ(MTA)向けの通常モードをサポートします。
      - SMTPモードにおけるMXモードでは、宛先ドメイン名を限定して配送できます。
      - FTPモード及びPOP3モードでは、ログイン情報をログに記録可能です。
    • HTTPモードに、Refererヘッダ除去機能を追加しました。
    • HTTPモードに、HTTPメソッドを選択して許可する機能を追加しました。
  2. IPフィルタ
    • 動的フィルタの対応プロトコルにICMP及びICMPv6を追加しました。
    • 生成された動的フィルタに関するICMPエラーメッセージ及びICMPv6エラーメッセージを通過させるようにしました。
    • フィルタルールの追加、変更、または削除操作を行っても、生成された動的 フィルタを自動的にクリアしないように仕様変更しました。
      - この変更に伴い、生成された動的フィルタを明示的にクリアするコマンド("clear filter state"及び"clear filter6 state")を追加しました。
    • 動的フィルタの生成時及び消滅時のみログ出力する機能を追加しました。
      - 動的フィルタの消滅時には、通過パケット数や入出力バイト数などの統計情報をログに出力します。
    • SEIL自身を送信元(または送信先)とするフィルタルールの設定を容易にしました。
      - 送信元(または送信先)にインタフェース名を指定すると、当該インタフェースに付与されたすべてのアドレスを送信元または送信先として扱います。
      - 送信元(または送信先)に"self"を指定すると、SEIL自身に付与されたすべてのアドレスを送信元(または送信先)として扱います。
    • フィルタルールに任意のラベル文字列を設定可能にしました。
      - 設定したラベル文字列は当該フィルタのログメッセージに含まれます。
    • フィルタルールの変更(modify)操作時にフィルタリングが適用されない期間がまったく発生しないよう動作を改善しました。
  3. NAT
    • 同一送信元(src)IPアドレスに対して、生成可能なNATセッション数の上限値を設定可能にしました。
    • 新規 NAT セッション生成時の処理を改善し、多数の NAT セッション生成が必要な通信環境におけるシステム負荷を軽減しました
  4. インタフェース
    • Unnumberedインタフェースの始点IPアドレスを借り受けるインタフェースに、lan1インタフェース、またはvlan0インタフェース~vlan7インタフェースを指定可能にしました。
      - 指定インタフェースの実アドレスを、Unnumberedインタフェースの始点 アドレスとして取り扱います。
      - これまでは、始点IPアドレスを借り受けるインタフェースはlan0インタ フェースのみとしていました。
    • Unnumbered設定を明示的に解除できるようにしました。
  5. ブリッジ
    • ブリッジ機能を使用する場合もIPフィルタが有効となる機能を追加しました。
    • ブリッジグループに任意のLANインタフェース及びVLANインタフェースを追加可能にしました。
  6. Directed Broadcast
    • SEILが接続しているネットワークに対するDirected Broadcastパケットの 通過(ブロードキャスティング)可否を設定可能にしました。
  7. Syslog
    • ログの転送先リモートホストを個別に設定可能にしました。
      - 転送先個別設定時には、ログ識別子指定、送信元IPアドレス指定、送信先 ホストのSyslogポート番号指定、及び指定Level以上のログメッセージのみの送信指定が可能です。
  8. TELNET
    • "show log"コマンドによるログ情報参照時に、正規表現文字列による抽出を可能にしました。
  9. System
    • システム起動時における各機能の初期化順序を調整し、コンフィグの設定内容によらず、すべての設定の完了後にルータとして機能するように変更しました。

不具合修正

  1. インタフェース
    • Unnumbered設定されたインタフェースの始点アドレスを削除可能な不具合を修正しました。
  2. IPフィルタ
    • 既存のフィルタルールとICMPタイプのみ異なる新たなフィルタルールを設定すると、"duplicate filter rule"エラーとなり登録できない不具合を修正しました。
  3. NAT
    • 多数のNAPTセッションがwell-knownポート(TCP及びUDPのポート番号1024 未満)範囲の全般を使用しており、well-knownポートが変換対象のパケット に対するNAPTセッションを新たに生成できない場合、当該パケットを破棄せず そのまま転送する不具合を修正しました。
    • 既存の動的NATセッションが動的NAT対象IPアドレスをすべて用いている場合、新たに動的NATの適用が必要なパケットを受信すると、当該パケットを破棄せず転送する不具合を修正しました。
  4. NDP
    • 近接要請(Neighbor Advertisement)パケットをSEIL相互で短期間に送信し続ける不具合を修正しました。
      - 到達可能時間(Reachable Time)の取り扱いを改善しました。
  5. Syslog
    • パケット長が不正に短いIPパケットを受信した場合、本来ログとして出力するべきメッセージを、コンソールに出力することがある不具合を修正しました。
  6. System
    • UDPチェックサムが一致しないパケットを破棄せず受信する不具合を修正しました。
  7. 経路制御
    • IPv4 Policy Routing を設定した場合、システム再起動が生じることがある不具合を修正しました。
      - この不具合は Ver. 1.83 (Rescue9)、および、Ver. 1.84 (SantaRosa) のみで発生します
    • IPv4 Policy Routing がインタフェース入力方向 (direction in) のフィルタルールを設定した場合、正常に機能せず、またシステム再起動が生じることが ある不具合を修正しました
      - この不具合は、Ver. 1.80 (Shiloh) ~ Ver. 1.84 (SantaRosa) で発生します
    • IPv4 Policy Routing で、経路表に存在しない gateway を指定したインタ フェース出力方向 (direction out) のフィルタルールを設定した場合、 システム再起動が生じることがある不具合を修正しました
      - この不具合は、Ver. 1.60 (Ukiah) ~ Ver. 1.84 (SantaRosa) で発生します
  8. 経路制御
    • OSPF で MD5 認証を行う場合、データベース記述 (Database Description)パケットの再送時に認証エラーとなることがある不具合を修正しました
  9. DHCP
    • DHCP クライアント機能を使用しない設定状態から DHCP クライアント機能が 有効な設定内容の読込を行う場合、"load-from stdin" コマンドを用いると 読込完了後も DHCP クライアント機能が動作しない不具合を修正しました

制限事項

  1. IPsec/IKE
    • フラグメントされた IPv4 および IPv6 パケットは、特定のプロトコルを指定するセキュリティポリシーにはマッチングしません
      - "protocol any" を設定する場合はマッチングします
    • IPv6 リンクローカルアドレスでは IPsec トンネルモードが動作しません
    • IPsec/IKE で動的 IP アドレスを用いた設定を使用する場合、設定変更を行うと、一旦全てのセッションが切断されます
    • IPsec トンネルモードで、動的 IPv6 アドレスを用いた IPsec セキュリティポリシーが設定できません
    • IPsec セキュリティアソシエーションプロポーザル名、IPsec セキュリティアソシエーション名、IPsec セキュリティポリシー名、IKE Peer 名、IKEプロポーザル名、および IKE 事前共有鍵の識別子に、仕様上は利用不能な文字種の一部が実際には設定可能です
    • IPsec 動作情報参照操作で参照対象を選択しても選択対象以外の動作情報を表示することがあります
    • IKE で、ランダム化したパディング長に設定可能な最大値が不適切です
      - 極端に大きな値の設定により IKE パケットが送信不能になることがあります
    • IKE のパケット再送回数 (retry) を変更する場合、一旦設定を保存して、システムの再起動を行う必要があります
    • IPsec/IKE 設定項目を一括削除 ("delete all") する場合、設定項目の依存関係チェックが機能せず、設定内容に不整合が生じることがあります
      - 本来の仕様では、他項目から参照される設定項目は削除不能する、または参照元と同時に削除する、のいずれかです
    • IKE パケットの再送回数 (retry) および再送間隔 (interval) に大きな値を設定すると負荷が増大し、IKE 機能が利用不能になる不具合を修正しました
  2. 経路制御
    • OSPF の仮想リンク (virtual-link) が動作しません
    • PPP で IPCP address option を使用しない (off) 場合、IPv6 の経路制御にPPPoE インタフェースは利用できません
    • PPP で IPCP address option を使用する (on) 場合、PPPoE インタフェースで OSPF を利用できないことがあります
    • Unnumbered インタフェースで OSPF を利用すると、動作が安定しないことがあります
    • OSPF と VRRP の併用時に経路ループが発生していると Connected 経路が経路表から消えることがあります
    • ブロードキャストインタフェース (LAN および VLAN インタフェース) に複数の neighbor が存在する場合、回線が link down すると稀に OSPF の経路情報が消えることがあります
    • 異なるネットワークの IP アドレスを同一インタフェースへのエイリアスアドレスとして付与し、Link Down 時に IPv4 Connected 経路情報を削除する設定 ("option ip update-connected-route on") を行うと、経路情報からエイリアスアドレスの Connected 経路が消えることがあります
    • Connected 経路とネットワークアドレスが重複する IP アドレスをインタフェースに付与すると、同一の経路情報を複数生成することがあります
    • RIPng 経路への Connected 経路の再配布を無効 (disable) に設定した場合、設定保存後のシステム再起動、RIPng 機能の再起動、または "load-from"コマンドを実行すると、RIPng が有効 (enable) なインタフェースへのConnected 経路の再配布が不能になることがあります
      - 現象発生時は、RIPng 経路への Connected 経路の再配布設定を一旦有効に変更後、再度無効にすることで回避可能です
    • 経路再配布に経路フィルタを併用する場合、静的経路に metric 値を指定していても、経路フィルタの評価を優先します
    • PPPoE 向の静的経路を RIP で LAN 側に再配布する場合、PPPoE セッションを一旦切断後再接続すると、正常に再配布されないことがあります
    • プレフィクス長を指定した経路フィルタと、プレフィクス長未指定の経路フィルタを、1つのインタフェース、または、経路再配付に適用した場合、正常に動作しないことがあります
    • 経路フィルタが指定するプレフィクス値と、経路フィルタで指定したネットワークのプレフィクス値が同じ場合、正しく設定できないことがあります
    • IPv4 マルチキャストルーティング (PIM-SM) を LAN インタフェースで使用 (enable) して、かつ、静的ランデブーポイントを設定する場合、当該インタフェースを抜挿すると、IPv4 マルチキャストルーティング機能が不正終了することがあります
      - この不具合が発生しても、IPv4 マルチキャストルーティング機能は自動的に復旧するため、マルチキャスト通信の停止は発生しません
    • IPv6 マルチキャストルーティング (PIM-SM)で、静的ランデブーポイントの削除操作を行っても、当該の設定が消えないことがあります
      - IPv6 マルチキャストルーティング機能を一旦 不使用 (disable) にした後再度、使用 (enable) にすることで回避可能です
    • IPv6 の経路参照数 (route counter) 表示は正しくありません
    • 有効な MultiPath 経路が多数存在する場合、"route delete all" コマンドによる静的経路設定の一括削除を行っても、経路情報が完全には消去されないことがあります
    • PPPAC インタフェースでは、OSPF および RIP による動的経路制御は使用できません
      - RIPv2 による PPPAC インタフェースへの経路配布は可能です
  3. VRRP
    • VRRP が動作しているインタフェースの IP アドレスをすべて削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • VRRP が動作している VLAN インタフェースの VLAN タグを削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • 同一インタフェースに複数の VRID [Virtual Router ID] を設定後、いずれかの VRID を削除すると、VRRP が正常に動作しなくなることがあります
    • PPPoE の接続 (connect)、切断 (disconnect)、および、再接続 (reconnect)操作により回線状態を意図的に変化させると VRRP の PPPoE 同期機能が正常に動作しなくなることがあります
  4. IP フィルタ
    • Winny プロトコルへの破棄 (block) フィルタを適用しても、Winny 通信を長時間試行すると、Winny パケットが一部通過することがあります
  5. NAT
    • SIP 透過 Proxy 機能を利用中に、保存済設定の読込を含む NAT の再設定を行なうと、一定時間 IP 電話の着信が不能になることがあります
      - 着信不能時間は、端末 (VoIP アダプタ) の機種により異なります
  6. NTP
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを 2 台設定した場合、1 番目のサーバと通信を行わず、2 番目のサーバと時刻同期します
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを設定した場合、動作情報は参照できません
  7. CBQ
    • 過負荷時に、パケット長の短い IP パケットに対する優先制御が正常に動作しないことがあります
  8. SNMP
    • SNMPv3 認証に失敗すると authenticationFailure trap を送信しません
    • SEIL からの MIB 情報取得時、識別番号 (ifIndex) が末番のインタフェースの ipv6IfIcmpEntry (OID: 1.3.6.1.2.1.56.1.1.1) を得られません
    • SEIL からの MIB 情報取得時、インタフェースに付与した2番目以降のアドレス(エイリアスアドレス) は ipAddrTable から取得できません。
  9. インタフェース
    • LAN インタフェースの MTU 値を変更後、"mtu system-default" と再度設定しても、実際にはデフォルト値 (1500 [Byte]) が適用されません
      - デフォルト値の明示的な設定 ("mtu 1500") は可能です
    • Unnumberedインタフェースの始点IPアドレスを借り受けるインタフェースの実アドレスが動的に変化しても、Unnumberedインタフェースの始点アドレスは追従しません。
    • PPPoE Unnumbered接続する場合、lan0インタフェースを始点IPアドレスを借り受けるインタフェースに指定し、かつ、IPアドレスを付与しなければ、PPPoE セッションを確立できません。
    • PPPoE Unnumbered接続中に確立中にPPPoEインタフェース及び関連する設定を 変更すると、以降対向アドレスを"0.0.0.1"と表示します
      - PPPoEセッションを一旦切断し、再接続することで正常な表示となります
  10. DHCP
    • DHCP クライアント機能の有効時に "interface lan1 delete all" コマンドを実行すると、DHCP クライアント設定は一見消去されますが、実際には無効とならず継続して動作します
      - この不具合は "interface lan1 delete dhcp" コマンドでは発生しません
      - この不具合が発生しても、DHCP クライアント機能を再度有効化した後、 "interface lan1 delete dhcp" コマンドを用いることで無効化可能です
    • DHCP クライアントが取得した情報を動作に反映しないことがあります
    • DHCP クライアント機能を使用する場合、DHCP リレーエージェント機能は正常に動作しません
  11. PPPAC
    • L2TP/IPsec クライアントからの多数の接続セッションによりシステムの内部リソースが不足して動作が不安定になることがあります
      - 今後 L2TP/IPsec の最大接続数に制限を設ける予定です
    • エイリアスアドレスへの L2TP/IPsec または PPTP を用いた接続は受け付けません
    • PPPoE サーバには、MAC アドレスフィルタの破棄 (block) 対象端末からも接続可能です
    • PPPAC 機能の L2TP/IPsec で使用する ESP (IP プロトコル番号 50) およびL2TP (UDP ポート番号 1701)、または PPTP で使用する GRE (IP プロトコル番号 47) の各通信を (IP フィルタ機能の一部である) IPv4 Policy Routingで経路指定する場合、該当フィルタルールにおいて送信元 IP アドレスに "0.0.0.0/0" 以外を設定すると正常に動作しません
  12. MAC アドレスフィルタ
    • MAC アドレスリストを FTP で取得する場合、取得動作中にシステムの内部リソース不足が生じると、不完全な MAC アドレスリストが反映され意図に反したフィルタリングを適用するなど、SEIL の各機能が正常に動作しなくなることがあります
    • フィルタリング対象の送信元 MAC アドレスとして "00:00:00:00:00:00" を設定すると、MAC アドレスフィルタの動作情報参照時に、併用するすべてのMAC アドレスリストで "00:00:00:00:00:00" を指定しているように表示されます
  13. Telnet UI
    • 一般アカウント (user) では、フラッシュメモリへ保存した設定情報の "show config flashrom" コマンドによる確認は行えません
    • 一般アカウント (user) では、CBQ の動作情報を参照できません
  14. System
    • 各インタフェースに付与した IP アドレスの総数が 1000 個を超えるとシステムの動作が不安定になることがあります
    • IPv6トンネルモードにおいて、SEILを再起動させると配下の端末がIPv6アドレスを取得できません。
      - システム起動完了後にルータ広告機能を改めて無効(disable)から有効(enable)へ変更することで、配下端末はIPv6アドレスを取得することが可能になります。
  15. Syslog
    • ログの転送先リモートホストの個別設定で送信元にIPv6アドレスを指定しても実際のSyslogパケットには反映しません。
      - 送信元未指定のSyslogパケットとして送出します。
    • (大量かつ継続的なログメッセージ出力時など)Syslog機能が過負荷の場合Syslog設定を変更しても実際の動作に反映しません。

ファームウェアVer1.83(2007/11/6)リリース

version :1.83-162
nickname : Rescue9
適用 H/W :UT506

version 1.81-162 (Rescue8) からの変更点は以下の通りです

セキュリティに関する仕様変更・修正

  1. SEIL 自身が TCP 通信を行う機能が有効で、かつ、SEIL を接続先とする著しく多量の TCP セッションが継続的に発生する場合、システムが不安定な状態に陥り再起動することがある不具合を修正しました
    • この不具合は、SEIL が中継する TCP 通信では発生しません
    • この不具合が発生する可能性がある SEIL の機能は下記の通りです
      - (PPP アクセスコンセントレータにおける) PPTP サーバ
      - Telnet
      - Secure Shell
      - HTTP (Web UI)
      - DNS 中継
      - IPv6-IPv4 トランスレータ
      - (SMF-LAN における) TCP Relay Server

機能追加・変更

  1. アプリケーションゲートウェイ
    • IPv4 通信のアプリケーションレベルでの中継を可能にするアプリケーションゲートウェイ機能を追加しました
      - HTTP および SSL の IPv4 通信を強制的に上位 HTTP プロキシサーバ経由とする「ハンドオフ機能」が利用可能です
  2. 経路制御
    • Static 経路自動切替機能で Unnumbered インタフェースをサポートしました
      - Unnumbered インタフェースを対象とする場合、監視対象ホスト (target) アドレスの指定が必要です
    • PPP アクセスコンセントレータ (PPPAC) 機能のアドレスプールへの経路をRIP および OSPF で配布可能にしました
  3. MAC アドレスフィルタ
    • DHCP サーバ機能によるアドレス配布を MAC アドレスフィルタで制御可能にしました
      - MAC アドレスフィルタで "block-dhcp on" と設定することで、DHCP によるアドレス払い出しを抑止できます
    • URL 指定により取得した MAC アドレスリストに不正な書式の行が存在する場合、当該リストを反映せず、取得動作前のフィルタリングを保持するよう動作を変更しました
    • MAC アドレスリスト取得に用いる URL が 128 文字以上の場合、エラーとするよう仕様変更しました
    • MAC アドレスリスト取得に用いる URL の判別基準を変更しました
      - MAC アドレスリスト取得に用いる URL は、"http://"、"https://"または"ftp://"のいずれかで始まる必要があります
  4. DHCP
    • DHCP サーバ機能で、MAC アドレスフィルタの破棄 (block) ルールを適用される端末が存在する場合でも、正常にアドレス配布できるようにしました
    • DHCP サーバが特定の MAC アドレスに対して常に同一の IP アドレスを配布可能とする固定アドレス配布機能を追加しました
      - MAC アドレスと IP アドレスの関連付けをインタフェース毎に最大 32 個登録可能です
    • DHCP サーバが WPAD URL (Web Proxy Auto-Discovery) オプションを配布する機能を追加しました
  5. NAT
    • 静的 NAPT で、転送先に設定したホストから自発的に送信されたパケットをNAPT 対象に含め、静的 NAPT ルールに基づいて送信元ポート番号を静的割当するよう仕様変更しました
    • NAT セッション数が上限に逹したことを示すエラーログメッセージを1分間に1回以上出力しないよう仕様変更しました
  6. DNS
    • SEIL の DNS サーバ機能がクライアントからの AAAA レコードの DNS 要求に 対してエラーを返す場合の動作を改善しました
  7. Syslog
    • リモートホストに転送するログメッセージを 1エントリあたり最大 1024 文字 とするよう仕様変更しました
      - これまでは 1エントリあたり最大 256文字でした
  8. Telnet UI
    • システム情報参照時に、機器のモデル-シリアル番号 (例: "UT506-##00001") を表示するようにしました
  9. Web UI
    • HTTP (Web サーバ) 機能が異常終了した場合、自動的に HTTP 機能を再起動 するようにしました
  10. 認証
    • 認証レルムに「アカウントリスト認証レルム」を追加しました
      - HTTP サーバや FTP サーバに配置されたアカウントリストを定期的に取得 して認証データベースを構成する SEIL 独自の新しい認証サーバ機能です
  11. PPPAC
    • PPP アクセスコンセントレータ機能における IP パケット転送処理性能が向上 しました
    • PPP アクセスコンセントレータ機能で用いる RADIUS 認証レルムに RADIUSサーバを設定していない場合の MS-CHAP-V2 認証失敗時のエラーメッセージを変更しました
  12. UPnP
    • UPnP エントリを自動的に消去する UPnP タイマを設定可能にしました
      - 標準タイマまたはARP 連動タイマのいずれかを選択可能です
      - 標準タイマは常に、生成後一定時間が経過した UPnP エントリを削除します
      - ARP 連動タイマは、当該 UPnP エントリを生成したコントロールポイントのARP エントリが消去されてから一定時間経過後、UPnP エントリを削除します

不具合修正

  1. PPP
    • PPP 認証方法を自動判別 (auto) に設定すると、LCP における認証プロトコルのネゴシエーションが正常に行われず、PPPoE セッションが確立できないことがある不具合を修正しました
    • PPPoE 自動再接続時の動作を改善しました
      - 再接続間隔の調整、および、LCP 状態遷移の変更を行いました
  2. PPPAC
    • 特定の通信を行うと、新たな接続の受け付けや、PPP セッション上の IP転送が停止するなど、PPPAC 機能全体が使用不能となる不具合を修正しました
    • 特定の設定において、PPP クライアントの MRU 値を超えた IP パケットを転送できない不具合を修正しました
      - この不具合は、IPsec と NAT の双方が未設定の場合に発生します
    • PTP トンネル上で一定量以上の通信を行うと、以降のパケットをすべて破棄する不具合を修正しました
    • PPPAC クライアント方向への TCP パケットに対して TCP MSS 自動調整機能が動作しない不具合を修正しました
    • PPP アクセスコンセントレータ (PPPAC) 機能で PPPAC クライアントとの通信時に、誤った TCP データを送信する、または、システムが再起動することがある不具合を修正しました
  3. 経路制御
    • OSPF 機能の起動時にインタフェースが link down していると、当該インタフェースの Connected 経路を配布する不具合を修正しました
    • 複数の Static 経路自動切替設定で同じ監視対象ホストを指定した場合、 経路切替が正常に行われないことがある不具合を修正しました
  4. インタフェース
    • LAN インタフェースの link up/down によりシステムがごく稀に動作異常を 示すことがある不具合を修正しました
  5. ブリッジ
    • ブリッジで STP 機能を使用すると、システム高負荷時にメモリ使用量が増加し続ける不具合を修正しました
  6. System
    • システム高負荷時に ARP エントリの変更が生じた場合、メモリ使用量が徐々に増加することがある不具合を修正しました
  7. VRRP
    • VRRP で PPPoE同期機能を用いる場合、網側に障害が発生すると、網側復旧後も自動的に再接続しないことがある不具合を修正しました
  8. SNMP
    • PPPAC インタフェースの ifOperStatus が動作状況にかかわらず常に Down となる不具合を修正しました
    • SEIL からの MIB 情報取得時、インタフェースの識別番号 (ifIndex) が実際の値と異なることがある不具合を修正しました
  9. Telnet UI
    • RIP での経路フィルタ使用設定時、経路フィルタ名を Tab 補完しない不具合を修正しました
    • OSPF リンク設定時、認証鍵名を Tab 補完しない不具合を修正しました
    • IPv4 Policy Routing の転送先インタフェースに PPPAC インタフェースを指定可能な不具合を修正しました
    • DHCP サーバ (またはリレーエージェント) 機能設定時、本来複数行で設定する項目を、実際には単一行で設定可能な不具合を修正しました
    • DHCPv6 クライアントの動作対象インタフェースに (IPv6 未対応の) PPPACインタフェースを指定可能な不具合を修正しました

制限事項

  1. IPsec/IKE
    • フラグメントされた IPv4 および IPv6 パケットは、特定のプロトコルを指定するセキュリティポリシーにはマッチングしません
      - "protocol any" を設定する場合はマッチングします
    • IPv6 リンクローカルアドレスでは IPsec トンネルモードが動作しません
    • IPsec/IKE で動的 IP アドレスを用いた設定を使用する場合、設定変更を行うと、一旦全てのセッションが切断されます
    • IPsec トンネルモードで、動的 IPv6 アドレスを用いた IPsec セキュリティポリシーが設定できません
    • IPsec セキュリティアソシエーションプロポーザル名、IPsec セキュリティアソシエーション名、IPsec セキュリティポリシー名、IKE Peer 名、IKEプロポーザル名、および IKE 事前共有鍵の識別子に、仕様上は利用不能な文字種の一部が実際には設定可能です
    • IPsec 動作情報参照操作で参照対象を選択しても選択対象以外の動作情報を表示することがあります
    • IKE で、ランダム化したパディング長に設定可能な最大値が不適切です
      - 極端に大きな値の設定により IKE パケットが送信不能になることがあります
    • IKE のパケット再送回数 (retry) を変更する場合、一旦設定を保存して、システムの再起動を行う必要があります
    • IPsec/IKE 設定項目を一括削除 ("delete all") する場合、設定項目の依存関係チェックが機能せず、設定内容に不整合が生じることがあります
      - 本来の仕様では、他項目から参照される設定項目は削除不能する、または参照元と同時に削除する、のいずれかです
  2. 経路制御
    • OSPF の仮想リンク (virtual-link) が動作しません
    • PPP で IPCP address option を使用しない (off) 場合、IPv6 の経路制御にPPPoE インタフェースは利用できません
    • PPP で IPCP address option を使用する (on) 場合、PPPoE インタフェースで OSPF を利用できないことがあります
    • Unnumbered インタフェースで OSPF を利用すると、動作が安定しないことがあります
    • OSPF と VRRP の併用時に経路ループが発生していると Connected 経路が経路表から消えることがあります
    • ブロードキャストインタフェース (LAN および VLAN インタフェース) に複数の neighbor が存在する場合、回線が link down すると稀に OSPF の経路情報が消えることがあります
    • 異なるネットワークの IP アドレスを同一インタフェースへのエイリアスアドレスとして付与し、Link Down 時に IPv4 Connected 経路情報を削除する設定 ("option ip update-connected-route on") を行うと、経路情報からエイリアスアドレスの Connected 経路が消えることがあります
    • Connected 経路とネットワークアドレスが重複する IP アドレスをインタフェースに付与すると、同一の経路情報を複数生成することがあります
    • RIPng 経路への Connected 経路の再配布を無効 (disable) に設定した場合、設定保存後のシステム再起動、RIPng 機能の再起動、または "load-from"コマンドを実行すると、RIPng が有効 (enable) なインタフェースへのConnected 経路の再配布が不能になることがあります
      - 現象発生時は、RIPng 経路への Connected 経路の再配布設定を一旦有効に変更後、再度無効にすることで回避可能です
    • 経路再配布に経路フィルタを併用する場合、静的経路に metric 値を指定していても、経路フィルタの評価を優先します
    • PPPoE 向の静的経路を RIP で LAN 側に再配布する場合、PPPoE セッションを一旦切断後再接続すると、正常に再配布されないことがあります
    • プレフィクス長を指定した経路フィルタと、プレフィクス長未指定の経路フィルタを、1つのインタフェース、または、経路再配付に適用した場合、正常に動作しないことがあります
    • 経路フィルタが指定するプレフィクス値と、経路フィルタで指定したネットワークのプレフィクス値が同じ場合、正しく設定できないことがあります
    • IPv4 マルチキャストルーティング (PIM-SM) を LAN インタフェースで使用 (enable) して、かつ、静的ランデブーポイントを設定する場合、当該インタフェースを抜挿すると、IPv4 マルチキャストルーティング機能が不正終了することがあります
      - この不具合が発生しても、IPv4 マルチキャストルーティング機能は自動的に復旧するため、マルチキャスト通信の停止は発生しません
    • IPv6 マルチキャストルーティング (PIM-SM)で、静的ランデブーポイントの削除操作を行っても、当該の設定が消えないことがあります
      - IPv6 マルチキャストルーティング機能を一旦 不使用 (disable) にした後再度、使用 (enable) にすることで回避可能です
    • IPv6 の経路参照数 (route counter) 表示は正しくありません
    • 有効な MultiPath 経路が多数存在する場合、"route delete all" コマンドによる静的経路設定の一括削除を行っても、経路情報が完全には消去されないことがあります
    • PPPAC インタフェースでは、OSPF および RIP による動的経路制御は使用できません
      - RIPv2 による PPPAC インタフェースへの経路配布は可能です
  3. VRRP
    • VRRP が動作しているインタフェースの IP アドレスをすべて削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • VRRP が動作している VLAN インタフェースの VLAN タグを削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • 同一インタフェースに複数の VRID [Virtual Router ID] を設定後、いずれかの VRID を削除すると、VRRP が正常に動作しなくなることがあります
    • PPPoE の接続 (connect)、切断 (disconnect)、および、再接続 (reconnect)操作により回線状態を意図的に変化させると VRRP の PPPoE 同期機能が正常に動作しなくなることがあります
  4. IP フィルタ
    • Winny プロトコルへの破棄 (block) フィルタを適用しても、Winny 通信を長時間試行すると、Winny パケットが一部通過することがあります
  5. NAT
    • SIP 透過 Proxy 機能を利用中に、保存済設定の読込を含む NAT の再設定を行なうと、一定時間 IP 電話の着信が不能になることがあります
      - 着信不能時間は、端末 (VoIP アダプタ) の機種により異なります
  6. NTP
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを 2 台設定した場合、1 番目のサーバと通信を行わず、2 番目のサーバと時刻同期します
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを設定した場合、動作情報は参照できません
  7. CBQ
    • 過負荷時に、パケット長の短い IP パケットに対する優先制御が正常に動作しないことがあります
  8. SNMP
    • SNMPv3 認証に失敗すると authenticationFailure trap を送信しません
    • SEIL からの MIB 情報取得時、識別番号 (ifIndex) が末番のインタフェースの ipv6IfIcmpEntry (OID: 1.3.6.1.2.1.56.1.1.1) を得られません
    • SEIL からの MIB 情報取得時、インタフェースに付与した2番目以降のアドレス(エイリアスアドレス) は ipAddrTable から取得できません。
  9. インタフェース
    • LAN インタフェースの MTU 値を変更後、"mtu system-default" と再度設定しても、実際にはデフォルト値 (1500 [Byte]) が適用されません
      - デフォルト値の明示的な設定 ("mtu 1500") は可能です
  10. DHCP
    • DHCP クライアント機能の有効時に "interface lan1 delete all" コマンドを実行すると、DHCP クライアント設定は一見消去されますが、実際には無効とならず継続して動作します
      - この不具合は "interface lan1 delete dhcp" コマンドでは発生しません
      - この不具合が発生しても、DHCP クライアント機能を再度有効化した後、 "interface lan1 delete dhcp" コマンドを用いることで無効化可能です
    • DHCP クライアント機能を使用しない設定状態から DHCP クライアント機能が有効な設定内容の読込を行う場合、"load-from stdin" コマンドを用いると読込完了後も DHCP クライアント機能が動作しません
    • DHCP クライアントが取得した情報を動作に反映しないことがあります
    • DHCP クライアント機能を使用する場合、DHCP リレーエージェント機能は正常に動作しません
  11. PPPAC
    • L2TP/IPsec クライアントからの多数の接続セッションによりシステムの内部リソースが不足して動作が不安定になることがあります
      - 今後 L2TP/IPsec の最大接続数に制限を設ける予定です
    • エイリアスアドレスへの L2TP/IPsec または PPTP を用いた接続は受け付けません
    • PPPoE サーバには、MAC アドレスフィルタの破棄 (block) 対象端末からも接続可能です
    • PPPAC 機能の L2TP/IPsec で使用する ESP (IP プロトコル番号 50) およびL2TP (UDP ポート番号 1701)、または PPTP で使用する GRE (IP プロトコル番号 47) の各通信を (IP フィルタ機能の一部である) IPv4 Policy Routingで経路指定する場合、該当フィルタルールにおいて送信元 IP アドレスに "0.0.0.0/0" 以外を設定すると正常に動作しません
  12. MAC アドレスフィルタ
    • MAC アドレスリストを FTP で取得する場合、取得動作中にシステムの内部リソース不足が生じると、不完全な MAC アドレスリストが反映され意図に反したフィルタリングを適用するなど、SEIL の各機能が正常に動作しなくなることがあります
    • フィルタリング対象の送信元 MAC アドレスとして "00:00:00:00:00:00" を設定すると、MAC アドレスフィルタの動作情報参照時に、併用するすべてのMAC アドレスリストで "00:00:00:00:00:00" を指定しているように表示されます
  13. Telnet UI
    • 一般アカウント (user) では、フラッシュメモリへ保存した設定情報の "show config flashrom" コマンドによる確認は行えません
    • 一般アカウント (user) では、CBQ の動作情報を参照できません
  14. System
    • 各インタフェースに付与した IP アドレスの総数が 1000 個を超えるとシステムの動作が不安定になることがあります

ファームウェアVer1.81(2007/6/1)リリース

version :1.81-162
nickname : Rescue8
適用 H/W :UT506

version 1.78-162 (Healdsburg) からの変更点は以下の通りです

機能追加・変更

  1. PPPAC
    • SEIL をリモートアクセス VPN サーバや PPPoE サーバとして使用可能にするPPP アクセスコンセントレータ (PPPAC) 機能を追加しました
      - L2TP/IPsec (L2TPv2 over IPsec)、PPTP、および、PPPoE の各プロトコルをサポートします
      - PPP 認証方法に EAP-RADIUS、MS-CHAP-V2、CHAP、および、PAP を使用可能です
      - PPP データの暗号化に MPPE [Microsoft Point to Point Encryption](RC4、128 bit) を使用可能です
  2. 認証
    • 認証レルムによる、認証ユーザの所属、RADIUS認証サーバの設定、および、ローカル認証データベースの管理を可能にしました
      - PPP アクセスコンセントレータ機能と併用します
  3. IPsec/IKE
    • L2TP/IPsec 簡易設定機能を追加しました
      - L2TP/IPsec クライアントとの接続に用いる IKE および IPsec の設定を容易に行えます
      - PPP アクセスコンセントレータ機能での L2TP/IPsec 設定と併用します
  4. System
    • 経路情報の削除と、当該経路を用いるパケットの転送が同時に発生した場合の処理を改善しました
      - この変更により、経路のリファレンスカウントの不整合 (および、エラーログメッセージ"route: inconsistent reference count" の出力) が生じにくくなります

不具合修正

  1. 経路制御
    • Static経路自動切替機能で、同一ホストアドレスを複数の経路の監視対象に設定すると、正常に経路監視できないことがある不具合を修正しました
    • DHCP で取得するデフォルト経路を、任意の宛先に対する gateway として設定可能な不具合を修正しました
    • "help" コマンドによる書式表示の誤りを修正しました
  2. IPsec/IKE
    • IKE フェーズ 1 の認証時のハッシュアルゴリズムに SHA384、または、SHA512を用いると、正常に IPsec/IKE 通信できない不具合を修正しました
    • SEIL の IKE 機能が未サポートの鍵交換アルゴリズムをイニシエータから提案された場合のログメッセージを改善しました
      - MODP Diffie-Hellman グループの 2048 bit、3072 bit、4096 bit、6144 bit、および、8192 bit が該当します
  3. PPP
    • 特定インタフェースへのアドレス付与または削除操作後、システム再起動を行うと、PPP のセッション終了処理が正常に動作しないことがある不具合を修正しました
  4. ルータ広告
    • インタフェースに付与した IPv6 アドレスを自動生成で広告している場合インタフェースからの IP アドレス (および IPv6 アドレス) の一括削除("delete all") を行っても広告が停止しない不具合を修正しました
    • インタフェースに付与された IPv6 アドレスのプレフィクスを自動生成で広告する場合、ルータ広告機能で明示的に同じプレフィクスを設定すると、一部のプレフィクスが広告されなくなる不具合を修正しました
    • DHCPv6 クライアント機能で取得した IPv6 プレフィクスを広告しない不具合を修正しました
    • ルータ広告機能でインタフェースへ明示的に指定するプレフィクス情報オプション (interface-prefix) が未設定でも、変更 (modify) 操作可能な不具合を修正しました
    • インタフェースに明示的なプレフィクス情報オプションを一旦設定すると、削除操作後も設定値を広告し続ける不具合を修正しました
    • ルータ広告を不使用 (disable) の状態で、インタフェースに明示的に指定したプレフィクスを配布する設定を行っても、実際の動作に反映しないことがある不具合を修正しました
    • 最大送信間隔 (max-interval) と最小送信間隔 (min-interval) の値を同値に設定すると、ルータ広告機能の動作が不安定になる不具合を修正しました
    • 最大送信間隔と最小送信間隔の値により、誤ったログメッセージを出力する不具合を修正しました
    • 最大送信間隔の設定操作時に本来不要な警告を表示することがある不具合を修正しました
    • ルータ広告のホップ限界値 (curhoplimit) に仕様上の最大値 255 を超える値を設定可能な不具合を修正しました
    • ルータ広告で配布するルータ生存時間 (router-lifetime) を無指定 (none)に一旦設定すると、以降、ルータ広告機能が正常に動作しなくなる不具合を修正しました
    • ルータ広告の動作情報参照時、制御情報再送間隔 (retransmit-timer) を正常に表示しないことがある不具合を修正しました
  5. System
    • Telnet (または Secure Shell) クライアントから SEIL へログインした場合、 "ping" コマンド実行後に「Ctrl」+「C」キー入力での停止操作を行なわずTelnet (または Secure Shell) クライアントアプリケーションを終了すると当該 ping 送出動作を正常に停止できなくなる不具合を修正しました
  6. インタフェース
    • lan0 インタフェース、および、lan1 インタフェースでコリジョンを検出しても、インタフェース動作情報のコリジョン数 (Colls) 表示が増加しない不具合を修正しました

セキュリティに関する仕様変更・修正

  1. Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトにより CVE-2007-2242と命名された IPv6 プロトコル仕様の脆弱性が SEIL シリーズにも影響を及ぼすことが判明したため仕様変更しました

制限事項

  1. IPsec/IKE
    • フラグメントされた IPv4 および IPv6 パケットは、特定のプロトコルを指定するセキュリティポリシーにはマッチングしません
      - "protocol any" を設定する場合はマッチングします
    • IPv6 リンクローカルアドレスでは IPsec トンネルモードが動作しません
    • IPsec/IKE で動的 IP アドレスを用いた設定を使用する場合、設定変更を行うと、一旦全てのセッションが切断されます
    • IPsec トンネルモードで、動的 IPv6 アドレスを用いた IPsec セキュリティポリシーが設定できません
    • IPsec セキュリティアソシエーションプロポーザル名、IPsec セキュリティアソシエーション名、IPsec セキュリティポリシー名、IKE Peer 名、IKEプロポーザル名、および IKE 事前共有鍵の識別子に、仕様上は利用不能な文字種の一部が実際には設定可能です
    • IPsec 動作情報参照操作で参照対象を選択しても選択対象以外の動作情報を表示することがあります
    • IKE で、ランダム化したパディング長に設定可能な最大値が不適切です
      - 極端に大きな値の設定により IKE パケットが送信不能になることがあります
    • IKE のパケット再送回数 (retry) を変更する場合、一旦設定を保存して、システムの再起動を行う必要があります
    • IPsec/IKE 設定項目を一括削除 ("delete all") する場合、設定項目の依存関係チェックが機能せず、設定内容に不整合が生じることがあります
      - 本来の仕様では、他項目から参照される設定項目は削除不能する、または参照元と同時に削除する、のいずれかです
  2. 経路制御
    • OSPF の仮想リンク (virtual-link) が動作しません
    • PPP で IPCP address option を使用しない (off) 場合、IPv6 の経路制御にPPPoE インタフェースは利用できません
    • PPP で IPCP address option を使用する (on) 場合、PPPoE インタフェースで OSPF を利用できないことがあります
    • Unnumbered インタフェースで OSPF を利用すると、動作が安定しないことがあります
    • OSPF と VRRP の併用時に経路ループが発生していると Connected 経路が経路表から消えることがあります
    • ブロードキャストインタフェース (LAN および VLAN インタフェース) に複数の neighbor が存在する場合、回線が link down すると稀に OSPF の経路情報が消えることがあります
    • 異なるネットワークの IP アドレスを同一インタフェースへのエイリアスアドレスとして付与し、Link Down 時に IPv4 Connected 経路情報を削除する設定 ("option ip update-connected-route on") を行うと、経路情報からエイリアスアドレスの Connected 経路が消えることがあります
    • Connected 経路とネットワークアドレスが重複する IP アドレスをインタフェースに付与すると、同一の経路情報を複数生成することがあります
    • RIPng 経路への Connected 経路の再配布を無効 (disable) に設定した場合、設定保存後のシステム再起動、RIPng 機能の再起動、または "load-from"コマンドを実行すると、RIPng が有効 (enable) なインタフェースへのConnected 経路の再配布が不能になることがあります
      - 現象発生時は、RIPng 経路への Connected 経路の再配布設定を一旦有効に変更後、再度無効にすることで回避可能です
    • 経路再配布に経路フィルタを併用する場合、静的経路に metric 値を指定していても、経路フィルタの評価を優先します
    • PPPoE 向の静的経路を RIP で LAN 側に再配布する場合、PPPoE セッションを一旦切断後再接続すると、正常に再配布されないことがあります
    • プレフィクス長を指定した経路フィルタと、プレフィクス長未指定の経路フィルタを、1つのインタフェース、または、経路再配付に適用した場合、正常に動作しないことがあります
    • 経路フィルタが指定するプレフィクス値と、経路フィルタで指定したネットワークのプレフィクス値が同じ場合、正しく設定できないことがあります
    • IPv4 マルチキャストルーティング (PIM-SM) を LAN インタフェースで使用 (enable) して、かつ、静的ランデブーポイントを設定する場合、当該インタフェースを抜挿すると、IPv4 マルチキャストルーティング機能が不正終了することがあります
      - この不具合が発生しても、IPv4 マルチキャストルーティング機能は自動的に復旧するため、マルチキャスト通信の停止は発生しません
    • IPv6 マルチキャストルーティング (PIM-SM)で、静的ランデブーポイントの削除操作を行っても、当該の設定が消えないことがあります
      - IPv6 マルチキャストルーティング機能を一旦 不使用 (disable) にした後再度、使用 (enable) にすることで回避可能です
    • IPv6 の経路参照数 (route counter) 表示は正しくありません
    • 有効な MultiPath 経路が多数存在する場合、"route delete all" コマンドによる静的経路設定の一括削除を行っても、経路情報が完全には消去されないことがあります
  3. VRRP
    • VRRP が動作しているインタフェースの IP アドレスをすべて削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • VRRP が動作している VLAN インタフェースの VLAN タグを削除すると、VRRP が正常に動作しません
    • 同一インタフェースに複数の VRID [Virtual Router ID] を設定後、いずれかの VRID を削除すると、VRRP が正常に動作しなくなることがあります
    • VRRP で PPPoE 同期機能を用いる場合、網側に障害が発生すると、網側復旧後も自動的に再接続しないことがあります
    • PPPoE の接続 (connect)、切断 (disconnect)、および、再接続 (reconnect)操作により回線状態を意図的に変化させると VRRP の PPPoE 同期機能が正常に動作しなくなることがあります
  4. IP フィルタ
    • Winny プロトコルへの破棄 (block) フィルタを適用しても、Winny 通信を長時間試行すると、Winny パケットが一部通過することがあります
  5. NAT
    • SIP 透過 Proxy 機能を利用中に、保存済設定の読込を含む NAT の再設定を行なうと、一定時間 IP 電話の着信が不能になることがあります
      - 着信不能時間は、端末 (VoIP アダプタ) の機種により異なります
  6. NTP
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを 2 台設定した場合、1 番目のサーバと通信を行わず、2 番目のサーバと時刻同期します
    • IPv6 アドレスの TIME サーバを設定した場合、動作情報は参照できません
  7. CBQ
    • 過負荷時に、パケット長の短い IP パケットに対する優先制御が正常に動作しないことがあります
  8. SNMP
    • SNMPv3 認証に失敗すると authenticationFailure trap を送信しません
    • SEIL からの MIB 情報取得時、識別番号 (ifIndex) が末番のインタフェースの ipv6IfIcmpEntry (OID: 1.3.6.1.2.1.56.1.1.1) を得られません
  9. インタフェース
    • LAN インタフェースの MTU 値を変更後、"mtu system-default" と再度設定しても、実際にはデフォルト値 (1500 [Byte]) が適用されません
      - デフォルト値の明示的な設定 ("mtu 1500") は可能です
  10. DHCP
    • DHCP クライアント機能の有効時に "interface lan1 delete all" コマンドを実行すると、DHCP クライアント設定は一見消去されますが、実際には無効とならず継続して動作します
      - この不具合は "interface lan1 delete dhcp" コマンドでは発生しません
      - この不具合が発生しても、DHCP クライアント機能を再度有効化した後、 "interface lan1 delete dhcp" コマンドを用いることで無効化可能です
    • DHCP クライアント機能を使用しない設定状態から DHCP クライアント機能が有効な設定内容の読込を行う場合、"load-from stdin" コマンドを用いると読込完了後も DHCP クライアント機能が動作しません
    • DHCP クライアントが取得した情報を動作に反映しないことがあります
  11. Telnet UI
    • 一般アカウント (user) では、フラッシュメモリへ保存した設定情報の "show config flashrom" コマンドによる確認は行えません
    • 一般アカウント (user) では、CBQ の動作情報を参照できません
  12. System
    • 各インタフェースに付与した IP アドレスの総数が 1000 個を超えるとシステムの動作が不安定になることがあります
  13. PPPAC
    • L2TP/IPsec クライアントからの多数の接続セッションによりシステムの内部リソースが不足して動作が不安定になることがあります
      - 今後 L2TP/IPsec の最大接続数に制限を設ける予定です
    • エイリアスアドレスへの L2TP/IPsec または PPTP を用いた接続は受け付けません
    • PPPoE サーバには、MAC アドレスフィルタの破棄 (block) 対象端末からも接続可能です

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FutureNet XIOシリーズ
FutureNet AS-110シリーズ
FutureNet AS-150シリーズ
FutureNet MRシリーズ
FutureNet PIシリーズ
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