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NXR,WXRシリーズ

運用管理編

2. 設定の保存・復帰

2-4. 設定のバックアップ2(拡張フラッシュの利用)

一部機種では、本体内のフラッシュメモリに複数の設定ファイルを保存しておくことができます。これにより設定変更の際など万一不具合があっても、すぐに以前の状態に戻して運用を継続することができます。
ここではCLI(コマンドラインインタフェース)を利用して、この機能に対応している機種での設定のバックアップ方法について説明します。

【対象機種】NXR-1300,NXR-650,NXR-530,NXR-350/C,NXR-230/C,NXR-160/LW,NXR-G180/L-CA,NXR-G200シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,WXR-250(2021/1現在)

最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

なお、この機能に対応している機種では管理上様々な設定ファイル形式が存在します。
形式は以下のとおりです。

形式 説明
running-config(config) 現在動作している設定です。save configコマンド実行時に保存されます。
initial-config ファームウェア内部の初期設定です。ethernet0インタフェースのIPアドレスとして192.168.0.254/24が設定されています。
startup-config 起動時に使用する設定です。これは本体のフラッシュメモリ上に存在します。
bootup-config 起動時に使用する設定ファイルの保存場所が記載されています。これは本体のフラッシュメモリ上に存在します。
system-config 起動時に使用する設定です。起動直後であれば、system-configとrunning-configは同じになります。

各転送方式での設定のバックアップ方法は以下のとおりです。

 

【 実行例 】

〔FTPサーバの利用〕

<設定のバックアップ(running-config)>
#copy config ftp://192.168.10.100/config.xml
succeed.

running-configをFTPサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。また、FTPサーバを利用した設定のバックアップを行う場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、設定ファイルのバックアップを開始します。

(☞) サーバ内で設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。

#copy config ftp://192.168.10.100/nxr230/config.xml

(☞) IPsec用の証明書やSSHの公開鍵も合わせて保存する場合は、コマンドのオプションにallを指定します。なお、ファイルはtar+gzip形式で保存します。この実行例では、設定ファイル名config.tar.gzとして保存します。

#copy config ftp://192.168.10.100/config.tar.gz all
succeed.
<設定のバックアップ(startup-config)>
#copy startup-config ftp://192.168.10.100/startupconfig.xml
succeed.

startup-configをFTPサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をstartupconfig.xmlとします。

 

<設定のバックアップ(show-config形式)>
#copy show-config ftp://192.168.10.100/showconfig.txt
succeed.

running-configをshow config形式(CLIコマンド形式)で、FTPサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をshowconfig.txtとします。
(☞) show config形式はXML形式に比べ、現在の設定状況の把握が容易です。ですがshow config形式で保存した設定は、CLIまたはGUIからファイルを読み込んで設定の復帰を行うことができないため、機器の起動後にCLIでログインし、ターミナルソフトなどからコピー&ペーストで設定の反映を行う必要があります。

 

<設定のバックアップ(本体内のフラッシュメモリ上にある特定ファイル)>
#copy flash:config.xml ftp://192.168.10.100/config.xml
succeed.

本体内のフラッシュメモリ上にある設定ファイル名config.xmlを、FTPサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。
(☞) tar+gzip形式で保存している設定も同様に転送することができます。

#copy flash:config.tar.gz ftp://192.168.10.100/config.tar.gz
succeed.

 

<補足>
#copy config ftp://192.168.10.100/config.xml source 192.168.20.1

送信元IPアドレスを指定することも可能です。通常は出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に有効です。

 

〔SSHサーバの利用〕

<設定のバックアップ(running-config)>
#copy config ssh://test@192.168.10.100/config.xml
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.

running-configをSSHサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xml とします。この時SSHサーバのIPアドレスとともにログイン用のユーザ名を合わせて指定します。この実行例では、ユーザ名をtestとします。コマンド実行後、SSHサーバへのログイン用パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。ログイン後、設定ファイルのバックアップを開始します。
(☞) サーバ内で設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。

#copy config ssh://test@192.168.10.100/nxr230/config.xml

(☞) IPsec用の証明書やSSHの公開鍵も合わせて保存する場合は、コマンドのオプションにallを指定します。なお、ファイルはtar+gzip形式で保存します。この実行例では、設定ファイル名config.tar.gzとして保存します。

#copy config ssh://test@192.168.10.100/config.tar.gz all
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.
<設定のバックアップ(startup-config)>
#copy startup-config ssh://test@192.168.10.100/startupconfig.xml
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.

startup-configをSSHサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をstartupconfig.xml とします。

 

<設定のバックアップ(show-config形式)>
#copy show-config ssh://test@192.168.10.100/showconfig.txt
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.

running-configをshow config形式(CLIコマンド形式)で、SSHサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をshowconfig.txtとします。
(☞) show config形式はXML形式に比べ、現在の設定状況の把握が容易です。ですがshow config形式で保存した設定は、CLIまたはGUIからファイルを読み込んで設定の復帰を行うことができないため、機器の起動後にCLIでログインし、ターミナルソフトなどからコピー&ペーストで設定の反映を行う必要があります。

 

<設定のバックアップ(本体内のフラッシュメモリ上にある特定ファイル)>
#copy flash:config.xml ssh://test@192.168.10.100/config.xml
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.

本体内のフラッシュメモリ上にある設定ファイル名config.xml を、SSHサーバ192.168.10.100上にバックアップします。なお、この設定例ではファイル名をconfig.xmlとします。
(☞) tar+gzip形式で保存している設定も同様に転送することができます。

#copy flash:config.tar.gz ssh://test@192.168.10.100/config.tar.gz
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.
<補足>
#copy config ssh://test@192.168.10.100/config.xml source 192.168.20.1

送信元IPアドレスを指定することも可能です。通常は出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に有効です。

 

〔外部ストレージの利用〕

<設定のバックアップ(running-config)>
#copy config disk0:config.xml
succeed.

running-configをdisk0と認識された外部ストレージにバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。
(☞) 外部ストレージで設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のように「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。

#copy config disk0:nxr230/config.xml

(☞) IPsec用の証明書やSSHの公開鍵も合わせて保存する場合は、コマンドのオプションにallを指定します。なお、ファイルはtar+gzip形式で保存します。この実行例では、設定ファイル名config.tar.gzとして保存します。

#copy config disk0:config.tar.gz all
succeed.
<設定のバックアップ(startup-config)>
#copy startup-config disk0:startupconfig.xml
succeed.

startup-configをdisk0と認識された外部ストレージにバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をstartupconfig.xmlとします。

 

<設定のバックアップ(show-config形式)>
#copy show-config disk0:showconfig.txt
succeed.

running-configをshow config形式(CLI コマンド形式)で、disk0と認識された外部ストレージにバックアップします。なお、この実行例ではファイル名をshowconfig.txtとします。
(☞) show config形式はXML形式に比べ、現在の設定状況の把握が容易です。ですがshow config形式で保存した設定は、CLIまたはGUIからファイルを読み込んで設定の復帰を行うことができないため、機器の起動後にCLIでログインし、ターミナルソフトなどからコピー&ペーストで設定の反映を行う必要があります。

 

<設定のバックアップ(本体内のフラッシュメモリ上にある特定ファイル)>
#copy flash:config.xml disk0:config.xml
succeed.

本体内のフラッシュメモリ上にある設定ファイル名config.xmlを、disk0と認識された外部ストレージにバックアップします。なお、この設定例ではファイル名をconfig.xmlとします。
(☞) tar+gzip形式で保存している設定も同様に転送することができます。

#copy flash:config.tar.gz disk0:config.tar.gz
succeed.