FutureNet

NXR,WXRシリーズ

WANインタフェース編

5. モバイル設定(ソフトバンク編)

5-4. NXR-G240/L,NXR-G260/L ソフトバンク接続設定

FutureNet NXR-G240/L,NXR-G260/Lの内蔵通信モジュールを利用してインターネットアクセスする設定例です。この設定例ではソフトバンクのSIMカードを利用して接続します。

 

【対象機種】NXR-G240/L,NXR-G260/L

 

【 構成図 】

  • NXR-G240/L,NXR-G260/LではソフトバンクのM2M定額プランのSIMが利用可能です。
  • NXR-G240/L,NXR-G260/Lの内蔵通信モジュールはmobile1として認識されます。
    (☞) 内蔵通信モジュールの情報はshow mobile 1コマンドで確認できます。
  • NXR-G240/L,NXR-G260/Lの内蔵通信モジュールでは3G専用のSIMカードを利用することはできません。

 

【 設定データ 】

設定項目 設定内容
LAN側インタフェース ethernet0のIPアドレス 192.168.10.1/24
WAN側インタフェース mobile1 ppp0
キャリア ソフトバンク
ppp0のIPアドレス 動的IPアドレス
IPマスカレード 有効
SPIフィルタ 有効
TCP MSS調整 オート
PPP接続用ユーザID ユーザID
PPP接続用パスワード パスワード
APN APN
CID 1
PDPタイプ IP
発信用電話番号 *99***1#
ダイアルタイムアウト 30秒
スタティックルート 宛先IPアドレス 0.0.0.0/0
ゲートウェイ(インタフェース) ppp0
モバイルエラーリカバリー リセット
モバイルターミネーションリカバリー リセット
DNS サービス 有効

【 設定例 】

nxrg240#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxrg240(config)#interface ethernet 0
nxrg240(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
nxrg240(config-if)#exit
nxrg240(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxrg240(config)#ppp account username [ユーザID] password [パスワード]
nxrg240(config)#interface ppp 0
nxrg240(config-ppp)#ip address negotiated
nxrg240(config-ppp)#ip masquerade
nxrg240(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg240(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxrg240(config-ppp)#ppp username [ユーザID]
nxrg240(config-ppp)#mobile apn [APN] cid 1 pdp-type ip
nxrg240(config-ppp)#dial-up string *99***1#
nxrg240(config-ppp)#dial-up timeout 30
nxrg240(config-ppp)#exit
nxrg240(config)#mobile error-recovery-reset
nxrg240(config)#mobile termination-recovery reset
nxrg240(config)#mobile 1 ppp 0
nxrg240(config)#mobile 1 carrier softbank
% Please execute ‘clear mobile 1′ command to take affect.
nxrg240(config)#exit
nxrg240#clear mobile 1
Reset mobile device 1 … Please wait.
nxrg240#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxrg240(config)#dns
nxrg240(config-dns)#service enable
nxrg240(config-dns)#exit
nxrg240(config)#exit
nxrg240#save config

【 設定例解説 】

1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxrg240(config)#interface ethernet 0
nxrg240(config-if)#ip address 192.168.10.1/24

ethernet0インタフェースのIPアドレスを設定します。

 

2. <スタティックルート設定>
nxrg240(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0

デフォルトルートを設定します。

 

3. <PPPアカウント設定>
nxrg240(config)#ppp account username [ユーザID] password [パスワード]

モバイル接続で使用するユーザID,パスワードを設定します。
(☞) ここで設定したアカウントはppp0インタフェースの設定で利用します。

 

4. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxrg240(config)#interface ppp 0
nxrg240(config-ppp)#ip address negotiated

ppp0インタフェースのIPアドレスが動的IPアドレスの場合はnegotiatedを設定します。

nxrg240(config-ppp)#ip masquerade
nxrg240(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg240(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto

IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効に設定します。またTCP MSSの調整機能をオートに設定します。

nxrg240(config-ppp)#ppp username [ユーザID]

PPP接続用ユーザIDを設定します。

nxrg240(config-ppp)#mobile apn [APN] cid 1 pdp-type ip

APN,CID,pdp-typeを設定します。
(☞) ソフトバンクのSIMを利用する場合、CIDは「1」を指定する必要があります。

nxrg240(config-ppp)#dial-up string *99***1#

発信用の電話番号を設定します。
(☞) 電話番号の#の前の数字はCIDを表しています。

nxrg240(config-ppp)#dial-up timeout 30

ダイアルタイムアウトを設定します。

 

5. <モバイルエラーリカバリー設定>
nxrg240(config)#mobile error-recovery-reset

内蔵通信モジュールとの通信に重大な問題が発生する可能性が高いと判断した場合、内蔵通信モジュールのリセットを行うように設定します。

 

6. <モバイルターミネーションリカバリー設定>
nxrg240(config)#mobile termination-recovery reset

PPP接続時に網側から切断された場合、内蔵通信モジュールのリセットを行うように設定します。

 

7. <モバイル割り当て設定>
nxrg240(config)#mobile 1 ppp 0

mobile1として認識されている内蔵通信モジュールとppp0インタフェースの関連づけを行います。
内蔵通信モジュールをPPPインタフェースで使用する場合は、mobileコマンドによるPPPインタフェースへの関連付けが必要になります。
(☞) mobile1の情報はshow mobile 1コマンドで確認することができます。

 

8. <モバイルキャリア設定>
nxrg240(config)#mobile 1 carrier softbank

mobile1として認識されている内蔵通信モジュールのキャリア設定をソフトバンクに設定します。
(☞) キャリア設定は「clear mobile 1」コマンドによるモバイルリセットを行うことで反映されます。

 

9. <DNS設定>
nxrg240(config)#dns
nxrg240(config-dns)#service enable

DNSサービスを有効にします。

 

【 端末の設定例 】

IPアドレス 192.168.10.100
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1
DNSサーバ