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FutureNet
FA,XIOシリーズ
FA-120編
2.TCPコントロールモード
2.1 TCPコントロールモード
互いにRS-232で通信していたPCと機器それぞれにFA-120を接続することにより、ネットワーク経由で通信できるようにします。
FA-120は同時にシリアル2ポートを使用でき、それぞれ異なる変換モードで通信できますが、ここでは2ポート共に対向接続で使用する例です。
TCPコントロールモードで対向接続すると、クライアント側FA-120に設定したボーレートなどのRS-232通信条件が自動的にサーバ側FA-120に適用されます。従ってサーバ側FA-120にはRS-232通信条件の設定を行う必要はありません。
ここではRS-232通信条件を工場出荷値にしていますのでクライアント側にも設定を行っていません。
またTCPコントロールモードでは、RS-232送受信データだけでなくDTRやDSR信号の変化も互いに伝達されます。
【 構成図 】
【 設定例 】
FA-120①の設定
main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.000
rsport 1 connecttrigger datain
rsport 1 connectaddress 192.168.10.2
rsport 1 connectport 44444
rsport scfcport 11111
rs 0 mode tcpcontrol
rs 1 mode tcpcontrol
rs 1 control client
ping 0 use on
ping 0 interval 5
ping 0 timeout 4
FA-120②の設定
main ip 192.168.10.2
main mask 255.255.255.000
rsport 0 connecttrigger datain
rsport 0 connectaddress 192.168.10.1
rsport 0 connectport 11111
rsport scfcport 44444
rs 0 mode tcpcontrol
rs 1 mode tcpcontrol
rs 0 control client
ping 1 use on
ping 1 interval 5
ping 1 timeout 4
【 設定例解説 】
FA-120①
main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.0
IPアドレスとマスクビットを設定します。
rsport 1 connectaddress 192.168.10.2
rsport 1 connectport 44444
rsport scfcport 11111
RS-232(RS2)のクライアントとしての、接続トリガ条件(データ受信)、接続先IPアドレス(192.168.10.2)、接続先TCPポート番号(44444)を設定します。
RS-232(RS1)のサーバとしての待ち受けTCPポート番号を11111に設定します。
rs 0 mode tcpcontrol
rs 1 mode tcpcontrol
rs 1 control client
RS-232(RS1)及び(RS2)をTCPコントロールモードに設定し、(RS2)をクライアントにします。(RS1)は初期値のサーバとします。
ping 0 interval 5
ping 0 timeout 4
RS-232(RS1)のpingキープアライブ機能を有効にし、クライアント側との疎通を監視します。ここでは5秒間隔、4秒タイムアウトとしています。タイムアウトでTCPを切断しコネクション待ちにもどります。
FA-120②
main ip 192.168.10.2
main mask 255.255.255.0
IPアドレスとマスクビットを設定します。
rsport 0 connectaddress 192.168.10.1
rsport 0 connectport 11111
rsport scfcport 44444
RS-232(RS1)のクライアントとしての、接続トリガ条件(データ受信)、接続先IPアドレス(192.168.10.1)、接続先TCPポート番号(11111)を設定します。
RS-232(RS2)のサーバとしての待ち受けTCPポート番号を44444に設定します。
rs 0 mode tcpcontrol
rs 1 mode tcpcontrol
rs 0 control client
RS-232(RS1)及び(RS2)をTCPコントロールモードに設定し、(RS1)をクライアントにします。(RS2)は初期値のままサーバとします。
ping 1 interval 5
ping 1 timeout 4
RS-232(RS1)のpingキープアライブ機能を有効にし、クライアント側との疎通を監視します。ここでは5秒間隔、4秒タイムアウトとしています。タイムアウトでTCPを切断しコネクション待ちにもどります。これにより他のクライアントからの接続も可能になります。
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