1. FutureNet製品活用ガイド
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  3. IP-K100シリーズ(ファームウェア1系)

FutureNet

IP-Kシリーズ

IP-K100シリーズ(ファームウェア1系)

1. 音声転送

1.1 音声出力インタフェースからの音声転送

IP-K100は全国瞬時警報システム新型受信機JARS-2000(以下、JARS-2000)との接続が可能であり、音声・接点情報を再配信することができます。これにより、JARS-2000を設置していない拠点に対して国民保護情報や気象警報等を音声で通知することができます。

この設定例ではJARS-2000の音声出力ポートのインタフェースを使用して音声転送を行います。

(☞) ファームウェア 1.0.1をご利用の場合は、ファームウェアを1.1.1以降にバージョンアップして頂き、設定を初期化した後、下記の設定を行ってください。

 

【 構成図 】

IP_sound_analog_structure

音声出力では、JARS-2000の音声出力ポート(SPEAKER OUT)とIP-K100(親機)のLINE INポートを接続します。

また、本設定例では、JARS-2000の系統1の接点信号を制御するため、下記のように接続します。

  • JARS-2000 デジタル出力ポート ピン番号1(D0-OUT)とIP-K100(親機)のDIN 0
  • JARS-2000 デジタル出力ポート ピン番号C(D-GND)とIP-K100(親機)のDIN DC-
  • IP-K100(親機)のDIN DC+とIP-K100(親機)のDIN COM

以上により、JARS-2000から音声出力があった場合、IP-K100(親機)を経由してIP-K100(子機)のLINE OUTから音声が出力されます。

 

【 設定例 IP-K100 親機 】

基本設定

[IP告知設定]画面の[基本設定]で下記設定を行います。
IP_basic_parent

[動作モード]で[親機]を選択します。

 

音声設定

[IP告知設定]画面の[音声設定]で下記設定を行います。

IP_sound_analog_child

[音声転送]で[使用する]を選択します。

[音声方式]で[アナログ音声入力]を選択します。

[音声入力通知DI]でJARS-2000からの接点制御を受けるDINを設定します。本設定例ではDI0を設定します。

 

接点設定

[IP告知設定]画面の[接点設定]で下記設定を行います。

IP_DI_parent

[接点転送]で[使用する]を選択します。

[DI設定]で接点転送するDINを[使用する]に設定します。本設定例では、DI0のみ[使用する]に設定します。

 

【 設定例 IP-K100 子機 】

基本設定

[IP告知設定]画面の[基本設定]で下記設定を行います。

IP_basic_child

[動作モード]で[子機]を選択します。

 

音声設定

[IP告知設定]画面の[音声設定]で下記設定を行います。

IP_sound_analog_child

[音声転送]で[使用する]を選択します。

[音声方式]で[アナログ音声入力]を選択します。

[親機IPアドレス]で親機側のIP-K100のIPアドレスを設定します。

[音量]では、音量を選択します。