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FutureNet
ASシリーズ
シリアル/IP変換
1. シリアル/IP変換設定
1.3 TCPトランスペアレントモード サーバ&クライアント接続
これは、閉域網サービスを利用し、センターとLAN側PC及びRS-232機器相互に通信を許す例です。
AS-250のRS-232ポートはサーバ&クライアントに設定して、センター側からでも、AS-250側のどちらからでもTCP接続できるようにします。モバイル通信量をSMSにより通知させ、障害回避のために定期リブート及び圏外リブートを設定します。
【対象機種】AS-250/F-SC、AS-250/F-KO、AS-250/S、AS-250/NL
【 構成図 】
【 設定例 】
main ip 192.168.101.64
main mask 255.255.255.0
rsport 0 lcpkeepalive on
rsport 1 flowctrl rtscts
rsport 1 baudrate 19200
rsport 1 transparent servcli
rsport 1 connectaddress 192.168.11.1
rsport 1 connectport 40000
rsport 1 inactivitytimer 120
rsport 1 scpcport 33000
domain 0 example testid testpass 192.168.11.0/27 10.10.100.1
domain 0 pdptype ppp
ipdialin 0 on
nat 0 192.168.101.64 tcp telnet ipcp 0
nat 1 192.168.101.10 tcp 35000 ipcp 0
nat 2 192.168.101.20 tcp 30000 ipcp 0
nat 3 192.168.101.64 tcp 33000 ipcp 0
nat 47 * * * ipcp 0
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname mopera.example
oosreset activate on
oosreset time 6
autoreboot activate on
autoreboot time 03:00
sms command on
sms peer 0 09012349876 off
sms peer 0 notify wanthresh on
sms peer 0 notify wanreport on
wancounter resetdate 10
wancounter thresh 2000000
【 設定例解説 】
main ip 192.168.101.64
main mask 255.255.255.0
AS-250のLAN側IPアドレスとサブネットマスクを設定します。
LCPキープアライブを有効にします。
シリアル変換の設定
rsport 1 transparent servcli
センター側、AS-250側のどちらからでもTCP接続できるように、TCPトランスペアレントのサーバ&クライアント接続にします。
rsport 1 connectport 40000
接続先IPアドレスとTCPポート番号を設定します。
TCP接続タイミングをRS-232からのデータ受信にします。この設定は初期値なので工場出荷状態になっていれば不要です。
TCPサーバとしての待ち受けTCPポート番号を33000にします。
TCPセッションの無通信切断タイマを120秒に設定します。
RS-232のフロー制御はRTS/CTSにします。
RS-232の通信速度を19.2Kbpsにします。
接続先ドメイン情報の設定
domain 0 example testid testpass 192.168.11.0/27 10.10.100.1
domain 0 pdptype ppp
APN、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス、PDPタイプの設定を行います。
(注意)AS-250/S専用のコマンドです。IP着信で接続するAPN(ドメイン0)を指定します。AS-250/Fでは指定不要です。
NATの設定
nat 0 192.168.101.64 tcp telnet ipcp
自ノード(AS-250)のtelnetを、WAN側からアクセスできるようにnat設定します。
LAN側のPC(ポート番号35000)を、WAN側からアクセスできるようにnat設定します。
LAN側のPC(ポート番号30000)を、WAN側からアクセスできるようにnat設定します。
自ノードのポート番号33000を、WAN側からアクセスできるようにnat設定します。
その他PC及び自ノードから閉域網アクセスを許可します。
常時接続の設定
alwaysonconnect domainname mopera.example
alwaysonconnect activate on
常時接続を有効にし、接続するAPNを指定します。
動作監視の設定
autoreboot activate on
autoreboot time 3
定時リスタート機能を有効にし、リスタート時間は毎日午前3時とします。
oosreset activate on
oosreset time 6
待受け状態での圏外監視機能を有効にし、圏外状態が6分継続したらリスタートします。
SMSの設定
SMS送受信を有効にします。
SMS通信相手の電話番号を登録します。制御完了通知は行いません。
モバイル通信量の閾値超えをSMS通知させます。
モバイル通信量の月次報告をSMS通知させます。
モバイル通信量カウンタを初期化(月次報告)する日を毎月10日とします。
モバイル通信量の閾値を2000000kbytesとします。
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